拝啓 良い節分を迎えられましたか?
受験生の方、そのご家族の方はまだまだ気の張り詰めた日々をお過ごしの事だろうと思いますが、桜の季節はもうすぐです。合格を信じて頑張ってください。
2月の節分は、私たちの身体では、いよいよ春を迎え、その準備をしなければという様な意識が自然と芽生えてくる時期なのでしょう。
昔から、2月になると各地で、神様に春から始まる農耕の安全と穀物の豊作などを祈る神事が行われています。生きて行くうえにおいて一番大切な事を祈願する神事は欠かすことの出来ないものだったのでしょうね。この神事を終えて昔の人は、冬から春に心身も、リセットされたのかもしれませんね。
私たちは、決して一人で生きているのではなく自分に関わるすべて、自然・土地・人々の影響を受け成長させていただいています。自分にとって良い事も悪い事もすべて成長には欠かせない物。そしてそのいただいた影響をプラスに変えて成長していくのは自分です。
神様もお姿は見えませんが私達の成長を見守ってくださっていると思います。
そのすべてに感謝の心を持ち生活をするという事が一番の厄払いだと私は思っていますが、常にそのような心でいる事は難しいのです。
だからこそ神事や節分のような行事では自分の悪い心を祓い、清らかな心となって心身をリセットすることも大切だと思います。
神様に感謝の気持ちを示し、今年一年の強くしっかりとした目標を祈願し、厄を払い除ける福招きの行事は現代の私達にはとても大切な物なのではないでしょうか。
今年の節分は良いお天気でした。
たくさんの方が、ご家族で豆をまきに来てくださいました。有り難うございました。
「豆をまいたのは何年ぶりだろう」
「楽しかった」
このような声と笑顔をたくさん頂きました。
大黒様のお顔もいつになくニコニコされていたように見えました。
うちの小鬼達も、皆様が楽しそうに豆をまいていらっしゃる姿を見て、嬉しく感じられた様子で、豆まきが始まると、仕事のようにして、少しだけ的になっていました。<鬼が喜んではいけないのですが>
まだしばらくの期間はいつでも豆まきをしていただこうと思っています。
お近くにお寄りの際にはぜひ御参拝ください。